Salesforce開発エクスペリエンス(DX)の使いこなす

Salesforce開発エクスペリエンス(DX)はWinter 18から提供開始という、今年のSWTT(2017)から聞いた非常に嬉しいニュースです。
現時点で Dev Hubトライアル組織しか使えないですが、今回のポストには、とりあえずSalesforce DX基本的な使い方について共有したいと思います。

Salesforce DX CLIのダウンロードとインストール

まず、こちらからSalesforce DXアプリをダウンロードしてインストールする必要です。

Salesforce DX CLIコマンド集

sfdx updateでSalesforce CLIインストールされる状況を確認し、最新版に更新を行います。

sfdx force –helpでforceコマンド集を確認できます。

CLIコマンド詳細リファレンスは下記のページにて確認できます。
Salesforce CLI Command Reference

Salesforce DXでテスト実行

1. 組織にDev Hubを有効化

システム管理者で組織にログインし、設定 / 開発 / Dev HubからDev Hubを有効化します。

2. デプロイ用メタデータを準備

今回はGithub上にあるSFDX Simple Appを利用してsfdxデプロイしてみます。

3. Dev Hub組織を認証

Developer Hub (Dev Hub)組織をデフォルト組織として認証し、別名を指定します。例:”Hub Org”。

4. Scratch orgを作成

Salesforceのscratch orgはSandboxと全く別で、すぐ新規可能、設定完全可能な組織です、仕組み的にはDockerコンテナと非常に近いようです。 設定ファイル”config/project-scratch-def.json”で以下のようにScratch org新規します。

これで1つ新しいscratch orgがDev Hub Orgに新規されることを確認できます。

5. ソースプッシュとテスト実行

“force-app”ディレクトリに格納されているソースコードとテストコードをScratch orgにプッシュします。

Scratch orgにテスト実行します。

テスト実行結果を取得します。

6. Scratch orgを開く

Salesforce DX (Metadata API)経由でデプロイ

Scratch orgで開発とテストを行ったら、以下のようにMetadata API経由でSandbox環境にデプロイします。

以下のようにデプロイ状況を取得できます。

Done! Enjoy it!